Windows10 AnacondaでEISegを導入してアノテーション

Windows10 AnacondaでEISegを導入してアノテーション

EISeg便利

物体検出を行うためにはアノテーションという苦行に耐える必要がある。
画像のどこに物体があるか目視で確認してマウスで一本一本線を引く作業だ。

当然アノテーションをサポートするためのツールはいくつか存在する。
「Labelme」、「Labelimg」など便利に使っていたが、「EISeg」という最高のツールがそれらを過去のものにした。

下の記事を見たらもうすべてわかるがポンポンクリックするだけでアノテーションできる。

セットアップの方法については記事を書かれた当時と状況が違うようなのでそこだけ書く。

EISegのセットアップ

EISegの環境構築を行う。

ダウンロード

GitHubからリポジトリ取得。

gitが入っていれば

1
git clone https://github.com/PaddlePaddle/PaddleSeg/tree/develop

入ってなければ「Download ZIP」をクリックしてダウンロード後に展開。

Anaconda 環境構築

Anacondaがインストールされている前提。
入ってなければ以下を参考にして入れる。

  • 仮想環境構築

eisegという名前で環境構築。
pythonは3.9にする。

1
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conda create -n eiseg python=3.9 -y
conda activate eiseg
  • ライブラリインストール

PaddleSegの直下ではなくその中のEISegに移動する。
プロジェクト直下には別のrequirements.txtがあり違うものがインストールされるので注意(1敗)。

1
2
3
cd PaddleSeg\EISeg(さっきダウンロードしたプロジェクトの中のEISegフォルダ)
pip install -r requirements.txt
pip install paddlepaddle

学習済みファイルのダウンロード

ここから先はもう下記の記事と同じだが一応書く。

学習済みファイルをGithubからダウンロード。

GitHubのEISegのページにある表からダウンロード。



上2つが汎用モデルの高精度版と軽量版。
下が人間用の高精度版と軽量版。

ダウンロードしたファイルを展開したら適当なとこに置く。

EISeg起動・初期設定

さっき作った環境でPaddleSeg\EISeg\eiseg\exe.pyを実行すると起動する。

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python eiseg\exe.py


  • 言語設定

中国語が分からないので英語に変更。
メニュー右端の言語っぽいやつを「English」にする。
アプリを閉じてまた開くと英語になる。



  • モデル設定

右上の「Load Model Parameter」からファイル選択。
さっきダウンロードした学習済みファイルを選択。
「High precision model」と「Lightweight model」どちらか使う方を選び、対応したファイルをセット。
切り替えるたびに読み込む必要があるが基本変更しないから問題ない。



EISegでアノテーション

実際にEISegを使ってアノテーションを行う。
ブロッコリーとカリフラワーのアノテーションを例とする。

  • 画像フォルダ選択

左上の「File」→「Open Dir」から画像の入ったフォルダを選択。



画像が表示される。



  • ラベル設定

右の「Label List」の「Add Label」からラベル追加。
2つ追加してそれぞれ「broccoli」、「cauliflower」とする。



  • アノテーション

左クリックするとそのあたりのオブジェクトを自動でセグメンテーションしてくれる。
緑の点が左クリックしたところ。



左クリックだけでもおおよそ良い感じだが影までブロッコリー領域に含まれてしまっている。

そういうときは右クリックすると良い感じに消してくれる。
オレンジの点が右クリックしたところ。



  • アノテーション確定

左上の✓を押すと現在の領域で確定される。
領域確定後の点はマウスで動かせる。

確定する前に違うラベルをやり始めるとなんか変な感じになるので1ラベルずつ確定してから次のラベルをやる。



アノテーションデータは画像フォルダと同じ場所にCOCOフォーマットで保存される。

正確に比較してはいないが従来の10倍は速い。

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