
負けケットvol.1
2025年11月30日、club KNOT Toyohashiにて「負けヒロインが多すぎる!」の同人イベントである負けケットvol.1が開催された。
そこに同人サークル「Cirkle KEN」としてサークル参加を行った。
過去に同人誌即売会への参加経験は無く見様見真似であったが「初めてだったんですか」などと驚かれたため上手く擬態できていたと思われる。
スペース設営

未経験者にしては及第点だろう。
A1八奈見杏菜がライブ会場で映える。
敷き布以外はファミリーマートで揃った。
反省点
- 情報量が少ない
本の表紙絵と値段しかない。
小鞠グッズで固めた人にスルーされたことから、来場者にはこの本がぬくこま本であると伝わっていないと考えられる。
あるいはこまたま(小鞠×玉木)派の人間であったか。
- 値段の位置が低い
この位置だと多くの人が集まったときに見えない。
- サンプル
「サンプルありますか?」「サンプルありません」という問答を何度も行った。
サンプルを用意するかサンプルありませんと紙に書くかの2択。
イベント
頒布
買いたくて来たのに買えない人がいたらかわいそうなので大量に印刷したところ大量に売れたのに大量に余った。
客入りを見た限り来場者全員が1冊ずつ買ったとしても余っていただろう。
これでもなぜか黒字なので金銭的な問題はないが在庫はもったいない。
どこかでまた売りたい。
購入
購入したいが隙が無い。
会場が2か所に分かれており、私のいたK会場の本はなんとか入手できたがQ会場にはたどり着くことができなかった。
漫画は全部買ったつもりだったが後で確認したら漏れがあって残念。
購入できたもの↓

買った本の感想
敬称略
1. 負けヒロインが多すぎる!聖地巡礼地図帳 浅葱ぷらしのす
個人的理由によるMVP書籍。
天愛星さんの活躍により私の行動圏が地図化されている。
子供のころに欲しかった。
バスの路線が地図上にマッピングされているところが特に良い。
ネットで探しても意外と無い。
2. マケ旅 負けヒロインと旅に出たい コンパスフィルム 谷上羅針
私と同じくキャラ以外のもの(動物や食べ物)の描写に注力するタイプの二次創作者。
ファンアートであまり見ない小鞠の弟・妹や白玉さんもいてにぎやか。
猪木と化した八奈見杏菜がコブラツイストをかけるコマが好き。
前のコマからの流れがいい。
文字がきれいで行間やサイズも考えられていて非常に読みやすい。
三重に行きたくなる。
3. マケイン全年齢まんがまとめ本① 和彦はいつ知ったか ゆかいまんが社 punk
泉和子と虎谷ツグオが登場する貴重な一冊。
身振りや構図も含めた表情の描き方がとても上手。
小さく映ったキャラやデフォルメされたキャラまで表情に隙が無い。
絵だけで漫画をもたせるパワーがあるからこそ演出力の高さが引き立っている。
こち亀ネタが2つもあってありがたい。
4. ぬくぬく ロクデナシ工房。 kazu3
線も影もシンプルなのに立体感があってすごい。
難しい構図をデフォルメを効かせながら自然に描いているのが本当にすごい。
背景も同じく、目立たない程度の書き込みなのに丁寧に描写されたきれいなレイアウトのコマが連続していてすごい。
手の抜かれている箇所が無い。
佳樹も他のキャラも表情が多彩で面白い。
特に最後のページの佳樹が良い。
5. 女の敵―温水和彦 TRUE SISTER Ⅱ
演出が良い。
中盤からライバルキャラが次々と登場するところがバトル漫画みたいに盛り上がる。
特に天愛星さんが登場してから大技を3連打して去っていくところがかっこいい。
さすがは現時点での原作最強キャラ。
8巻時点での各キャラの状況がわかる本。
比較すると八奈見さんの現在のカードの弱さが目立つ。
6. ぬくこまだけは破れない! 焼き菓子 くっきー
私の見た限りでは負けケットVol.1のぬくこま本は、この「ぬくこまだけは破れない!」と私の「ヤナミ」の2つのみ。
ぬくこまサークルの絆により購入。
久遠うさぎ要素に着目した二次創作は新鮮。
途中からこれ18禁だったのか?と戦々恐々としながら読み進めたがそんなことは無かった。
(負けケットは18禁本と全年齢本が区別なく混在している)
文体が原作っぽくて自然に読める。
7. 青い季節を君に捧ぐ 予告デッドボール 綾織洛
まずは装丁がすごい。
完全にガガガ文庫。
私も「トリコ」の単行本再現を試みたが背表紙は再現できなかった。
だけどこの本はできている。
なぜなら200ページあるから。
中身もすごい。
原作8巻を読んでいる最中、読者の脳裏に淡くよぎった幻想が形になったものがこの本。
原作では起こりえないであろう原作再現度の高いぬくてぃあが適度に山場を挟んで200ページ続く。
ノベルゲームのファンディスクで一本道の個別ルートを読んでいるような満足感がある。
舞台についてずいぶんと入念な下調べをされているように感じる。
特に終盤でみんな関西方面に進学するのはリアリティがある。
東京は遠い。
でもシリアスなシーンで有楽製菓の名前が出てくるとさすがに面白さが勝つ。
なごにゃんは知らなかったのでさっそく買った。
8. 負けケット合同誌
どの作品もクオリティが高い。
似せるのが難しい温水とわけのわからない髪型の八奈見さんが各々の画風に落とし込まれて安定して描かれている。
ものすごい実力者たちが集まっている。
「負けくの一アオジ」の漫画が突如始まりこちらの頭がおかしくなったのかと思ったが「摩気印」が登場してなるほどとなった。
いやなっていない。
鷹丸はなんか脇役っぽいからほっかむりをかぶった忍者(名前が出ていない)とくっつくのだろうか。
9. ヤナミ CircleKEN KEN
トリコのインパクトに隠れているが豊橋ネイティブならではの経験と取材に基づくリアリティが売り。
マケインファン、トリコファン並びに豊橋ファンにもおすすめの一冊。
と、いうようなことをポスターに書けば良かった。
10. 友崎くん全年齢まんがまとめ本① ゆかいまんが社 punk
友崎くんも好きだから勢いで買ったがよくよく考えるとアニメ範囲しか知らないのでネタバレが怖い。
さすがにアニメ3期以降の制作は期待できないように思えるため原作を読むこととする。
アフターイベント
どうやらサークル参加者の用意した色紙を抽選で獲得できる催しがあるらしい。
自分の描いた色紙の行方が気になるため他参加者についていく。
↓自分の描いた色紙(同日開催の別イベントを意識した人選)

しかしあまりにもじゃんけんが強すぎたため2回戦で勝ち抜け。
勝ち抜けした者は会場を出る必要があり早くも退場する運びとなった。
目的は達成できなかったが図らずも良いものを手に入れた。
東農マヨネーズさんの色紙だ。
しかも私の描いた色紙の4倍のサイズ。

東農マヨネーズさんの浜松の本は欲しかった本のうちのひとつだが前述のとおりQ会場には行くことすらできなかった。
負けケットVol.2があればうまいことやりたい。


