
OpenAI APIを活用した遊戯王APIからの情報取得システムをAssistants APIに組み込む
前回作成したFunction Callingから遊戯王APIにアクセスするシステムを改良。
11月6日に出たばかりのAssistants APIを使用する。
これにより、システム内部の逐次処理をある程度GPT任せにできるはず。
ついでに関数呼び出しもParallel function callingによる複数呼び出しに対応した。
たとえば何らかのシステムに「青眼の白龍」のつもりで「青目の白龍」と入力したとする。
(「眼」と「目」が間違っている。)
このときに、

ではなく、

こういった需要を満たす技術は「名寄せ」と呼ばれていて、
そこでは文字列間の類似度、あるいは距離を計算する手法がよく用いられる。
有名なアルゴリズムとして、
などいくつか挙げられるが、その辺のアルゴリズムを大体網羅して、かつ高速で使用方法も簡単な最強ライブラリが存在する。
今回はその最強ライブラリrapidfuzzを使って遊戯王カード名の名寄せを行う。
陰の光・表裏一体から特殊召喚できるEXデッキのモンスター全てのリストが欲しかった。
探しても一部抜粋したものばかりだったので自分で作成。
表裏一体は光・闇属性モンスターをリリースして、種族・レベルが同じ別属性(闇か光)のモンスターを手札・EXデッキから特殊召喚できる。
陰の光はリリースできるのが闇だけだがデッキからも出せる。
| カード名 | 種類 | テキスト |
|---|---|---|
| 陰の光 | 通常魔法 | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。①:自分フィールドの闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと元々の種族・レベルが同じとなる光属性モンスター1体をデッキ・EXデッキから特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに光・闇属性モンスター1体を召喚できる。 |
| 表裏一体 | 速攻魔法 | このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの光・闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。そのモンスターと元々の種族・レベルが同じで、元々の属性が異なる光・闇属性モンスター1体を手札・EXデッキから特殊召喚する。②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の光・闇属性モンスターをそれぞれ1体ずつ対象として発動できる。そのモンスター2体をデッキに戻してシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドローする。 |
今回は「EXデッキ」の「効果モンスター」のみに絞る。
また、上記のカード効果で特殊召喚できないモンスターも除外した。
この対象となるモンスターを公式の「遊戯王OCGカードデータベース」によって検索。
その結果を以下にまとめた。
※2023年11月29日更新
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